ラ チッタデッラの紹介
ラ チッタデッラ(LA CITTADELLA)は、
神奈川県川崎市川崎区小川町にある商業施設です。この場所には、映画館「チネチッタ」、
ライブハウス「クラブチッタ」、スポーツ施設「アレーナチッタ」をはじめ、多数のショップや飲食店が集まっています。そして、王国の名残を感じさせる
イタリアの
中世都市をイメージしたデザインが魅力の一つです。
歴史的な背景
ラ チッタデッラの敷地面積は約16,000平方メートルで、川崎駅の南側に位置しています。
1936年に美須興行(現:チッタ エンタテイメント)が映画街を開業し、戦後の
高度経済成長期にはキャバレーやボーリング場、屋内プールなどもオープンし、
繁華街「ミスタウン」を形成しました。
1987年には、近隣の映画館を集めて「チネチッタ(旧)」がオープンし、次いで
1988年そこに大型
ライブハウス「クラブチッタ(旧)」も加わりました。1997年には「カワサキハロウィン」イベントをスタートさせ、地域に新たな文化を根付かせました。
2002年には全面的な再開発が行われ、ラ チッタデッラとして生まれ変わり、
イタリアの丘の街の概念を取り入れた建物が新たに立ち上がりました。
コンセプトとデザイン
ラ チッタデッラの設計は、
イタリアの
中世の町並みを基にしており、石造りの外壁や石畳の歩道が特徴です。3代目社長の美須孝子は、
イタリアと深い関わりがあり、この文化を施設に生かすために多くの工夫を凝らしました。特に、建築家ジョン・ジャーディによるプロデュースが光ります。
施設は「エンターテインメント&カルチャー」「ロマンス」「
イタリア」というテーマで統一され、訪れる人々に新たな体験と文化の融合を提供しています。
主な施設とテナント
MAGGIORE
MAGGIOREは「大きい」という意味を持つエリアで、メインの観光スポットです。この場所にはシンボルとなる塔があり、中心の噴水広場では映画音楽に合わせた噴水ショーが行われています。また、1日1組限定の
結婚式が行える「カペラ サンタンジェロ」という教会も存在します。
- - 飲食店・ショップ: アルカサール、ビーグル、キリンシティ、サンマルクカフェなど。
VIVACE
VIVACEは「楽しい」という意味のエリアで、各種店舗が集まっており、多様なショッピング体験を提供します。
- - 主なテナント: タイトーステーション、ピッツァ サルヴァトーレ クオモ&グリル、ヴィレッジヴァンガードなど。
最大1,300人収容可能なライブホールで、多くのアーティストによるパフォーマンスが行われています。
Arena CITTA'
屋根付きの全天候型スポーツ施設で、2023年からは「KAWASAKI BRAVE THUNDERS COURT」として
バスケットボールコートが利用されるようになりました。
その他の施設
PICCORO(ピッコロ)やCINEPIT(チネピット)など、多彩な施設が揃い、どなたでも楽しめる空間が広がっています。
アクセス情報
ラ チッタデッラは、川崎駅から徒歩5分、京急川崎駅からも徒歩でアクセス可能です。
国道1号や国道15号沿いにも面しており、訪れるのが簡単な立地です。また、周辺には駐車場も完備されています。
終わりに
ラ チッタデッラはただの商業施設ではなく、エンターテインメントと文化が交差する特別な場所です。多くの人々が集まり、それぞれの楽しみを見つけられる魅力的なスポットとして、多くの地元の方々にも愛され続けています。